暗室


我が翔陽高校が誇る(?)設備であり写真部の部室でもある「暗室」をご紹介しましょう。

翔陽生ですら知らないであろうこの部屋は、果たしてどの様になっているのだろうか⁉

 


暗室とは、写真フィルムや印画紙の現像処理をするために、外部からの光を一切遮断した部屋です。

 

 

―と、ザックリ説明してみましたが、そもそもこのページをご覧の皆さんの中には、”フィルム”、”印画紙”、”現像”というワードを聞いても、何のことかわからない方も少なくないと思います。

このページではそんな皆さんに向けて、フィルムの事から詳しく解説していきます。


▼”フィルム”・”印画紙”とは?

今のようなデジタルカメラ・デジタル写真が登場する以前は、フィルムを使って写真を撮影していました。


▼”暗室”の中はどうなってるの?

引き伸ばし機

フィルムに写っている画像を、印画紙に光を当てて写す機械。

なお、一般的に使われる135フィルムの画像だと小さい(24×36mm)ので、画像を文字通り『引き伸ばし』、投射する。

セーフライト

「印画紙の現像中は外からの光を当ててはならない」と上でも書いたが、それでは手元が見えないので作業がしづらい。

しかし、手元を見ながら作業をするための手段は、全くないわけではない。それが「セーフライト」である。

印画紙には特定の波長の光には反応しない、という性質があり、その波長の光を発する照明はつけることができる。

当暗室にあるのはモノクロ印画紙用のライトで、赤色の光を発する。

左側の画像が通常の暗室、右側の画像がセーフライトで照らした暗室。

薬品類

これらは現像に使う薬品類である。簡単に紹介しよう。

詳しく知りたい人はご自分でお調べください…

 

1. コレクトール:印画紙の現像に使う薬品

2. ミクロファイン:フィルムの現像に使う薬品

3. スーパーフジフィックス:フィルム・印画紙の画像を”定着”させる薬品。

4. 酢酸:1・2の薬品はアルカリ性なので、酸性であるこの薬品で中和することによりフィルム・印画紙の現像を止める。

5. ドライウエル:フィルム・印画紙の仕上げに使う。この薬品の水溶液に、これらを浸すことにより、素早く乾く。


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東京都立翔陽高等学校 写真部

Tokyo Metropolitan Shoyo High School Photography Club.